車輪の国、向日葵の少女 感想 前編(3章まで)
2018年 04月16日 19:00 (月)

今回は前編としてさちと灯花の章について書いていきます。
この作品は2週目のプレイになりますが、初めてプレイしたのは7年前ですし
内容はほとんど忘れて・・・いませんでした。
主は結構忘れっぽいのですがやはり車輪の国はインパクトのある作品なのでしょう。
・義務という分かりやすく考えさせられる見事な設定
・主人公:森田賢一の清々しいまでのハイスペックさ、ハードM
・各章で1本ゲームが作れるぐらいの濃いストーリー
・法月将臣をはじめとする名言をラッシュしてくる多数の登場人物
・紅空恋歌、そらの隙間、Watch out!などのハイレベルな楽曲
忘れられるわけないんですよね・・・
これまでプレイした中でも間違いなくベスト10入りするぐらいの名作です。
各章まとめ
三ツ廣さち 編

さちの葛藤や弱さがしっかり描かれていて好印象。
睡眠込みで1日が12時間しかない義務を
背負っていても明るく振舞う強い子でもあります。
正直、義務の中でも一番きつい義務だと思っています。
まなは別次元でいい子すぎてある意味、作中一の完璧超人。
限られた短すぎる時間内に絵を描けといろんな方向から
プレッシャーをかけられて、もうどうでもいいと
自暴自棄になったさちがまなが家から出て行こうとした瞬間に
見違えるように変わったのは、とても好きな展開です。
なんだかんだ良いながらもさちがまなのことを
本当に大事な家族だと想っていることが伝わりましたし、
その後はさちは芯があってかっこよかったですね。
ちなみに最終章はさちエンディングが一番好きです。
プレイ時間 8:43
大音灯花 編

主が一番好きな章です。
灯花ぐらいのやりすぎなツンデレ少女はほんと良き。
あと好意を持った相手に依存する性質ももってる娘だと思っています。
そりゃ人気でるわなぁ・・・。
灯花と京子さんのウジウジ展開が長く続きますが
この展開があったから、両者により深く感情移入できました。
正直、灯花の親はどちらもどうしようもない人かもしれません。
京子さんは過去のトラウマを灯花に押し付けてしまい大怪我を負わせるような人。
本当の両親は過去に灯花に暴行+灯花の親権を持つ京子さんの家に
親権剥奪されて酒におぼれた勢いで恐喝の手紙を送りつけるような人です。
どう考えても本当の両親側のほうがよろしくない。
そんなことを全て許して、みんなで仲良く暮らしたいという優しさ。
最後はみんなが幸せになることを選んだ強さ。
迷いに迷い尽くして最後は自分で決める灯花の成長が見える
クライマックスシーンは結末を知っていても感動しました。
プレイ時間 18:53