03月 « 2021年04月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 05月

白昼夢の青写真 感想

2020年 11月14日 18:00 (土)

お疲れ様です。
シナリオゲーが続いてるのでゆるい作品がやりたいまさんです。

白昼夢の青写真をクリアしたので
章毎に感想をまとめていきます。

各章感想

CASE-1

教師と女生徒との不倫、生々しいお話でした。
aosyasircs (4)

主人公(有島芳)が波多野凛に惹かれる理由は大いに分かるのですが
波多野凛が主人公に惹かれるのはよく分からなかったです。

しかし凛が先生の1番であることに異様に拘ったり
アルバイトを経験して慣れない料理を振舞う姿は
主人公が有島じゃないと引き出せなかった彼女の
魅力だと思うので設定とキャラがマッチしていて良かったです。

絶望した有島が自らの人生を終わらせようとする
シャワーシーンはゾクゾクしたというか、
読んでいるだけで冷や汗かきました。

心理描写が丁寧で引き込まれる章でしたね。

あと波多野凛はHシーンや立ち絵がエロすぎる。
なんやあの色気は

CASE-2

立場が全く違う劇作家と女優が
演劇というひとつの目的に向かう中で恋に落ちる物語。
aosyasircs (1)

CASE-2はとにかく話が分かりやすい章でした。

この話では主人公とヒロインが恋人、仲間であり
お互いを高めあう関係として描かれていました。

シェイクスピアの脚本に足りないところをオリヴィアが指摘し、
オリヴィアの劇団全体をひとつにするために足りないところを
シェイクスピアが指摘して演劇を完成させていく。

演劇を仕上げる日々の中で劇団の絆が深まっていくのも良い。
酒場でのやり取りも面白くて、話のテンポもバツグンでした。

ただこれといって心に残ったシーンがなく、
締め方も唐突な印象を受けたので、
CASE1~3の中だと少し劣る評価になります。

ビンタしまくるオリヴィア様がもうちょい見たかった

CASE-3

ぶっちぎりで面白かった章です。
爽やかなボーイ・ミーツ・ガールものって印象。
aosyasircs (2)

ヒロインのすもも、主人公、サブキャラどれも魅力的。

全然タイプの違うカンナとすももの出会いを通じて
お互いの夢を見つける展開は見ていて気持ちの良いものでした。

違う夢を追う者同士だけど母への想いが行動の原動力になっているので
お互いに惹かれ合うのも腑に落ちました。

梓姫もすごく良いキャラしてます。
カンナ、すもも両者とも相性がよく、
散髪シーンや風呂、別れのシーンなど
彼女関連の好きなシーンがめちゃくちゃあります。

各々悩みながらも自分のやりたいことを貫いていく姿や
それをサポートしようとする姿を描く物語は
『よっしゃ自分もがんばろう!』って気持ちにさせてくれますね。

読み終えた後、清々しい気持ちになれました。
CASE-3をミドルプライスで出していたら
批評空間で90~95は付けてるレベル。

CASE-0

白昼夢の青写真が回収される最終章。
aosyasircs (3)

CASE-0もこれまでの章とは違う世界の物語ですが
世界観が全く異なるCASE1~3がひとつになる構成は本当にお見事。

海斗と世凪の日々を濃く描いていた分、
遺伝性アルツハイマーを発症して記憶が失われ、
前頭葉を切除され、自我を失っていく世凪の姿が辛すぎる。

『どんな世凪も愛する』海斗の言葉通り、
記憶を無くしても自我を失っても、仮想世界の中でも
世凪のいない世界でも海斗は世凪のことを愛し、語り続けます。

世界のためになるかもしれない研究を中止し、
海斗と共に暮らすことを密かに願った世凪に負けないぐらい
海斗の世凪への愛の強さにも胸を打たれました。

そんな2人だからこそ、3つの物語の意味を明かす告白シーンや
世凪の世界にアクセスして凛、オリヴィア、すもも、世凪と話すシーン、
『私も、もう一度世凪に会いたい』と言う出雲にはボロボロ泣かされた。


感情を動かされたという意味ではCASE-0が頭ひとつ抜けていました。
最終章というだけあって気合を感じましたね。


しかし気になった点も多い章でした。

物語がスラスラ進んでいくテンポの良いCASE1~3とは違い
CASE0はゆ~っくり物語が進んでいきます。

海斗と世凪の日々を色濃く描くのは良いのですが
シャチや遊馬など物語のテンポを悪くする要因が
CASE-0には多すぎました。

特に遊馬の過去語りが長すぎる。

先が気になるのに冗長な回想シーンを
ダラダラと流されるのは正直萎えました。
入れるなとは言わないけどタイミングが悪すぎる。

エンディング後も惜しい。

救いのある話は大好きですが、
エンディング後に世凪が帰ってきて
Hしまくるエピローグにポカーンとなってしまった。

AVGは時間をかけて物語を楽しむものだと思っているので
余韻はめちゃくちゃ大事にしたいです。


いろいろ言いましたが非常に面白い作品でした。
全体通しての感想はTwitterで呟いた通りになります。

CASE-0が合えば95~100点を付けるのも頷ける力作だと思います。

プレイ時間 28:17


白昼夢の青写真

コメントの投稿

非公開コメント

No title

2021年01月26日 20:08

幸せなエピローグがなぜわざわざ本編クリアエンドロール後にタイトル画面から選べるようになってるか(選ばなくても良い)も考えてみるといいですよ
ちなみにいつものラプラシアン作品だと強くてニューゲーム(オマケご都合主義シナリオ)が表示される場所

No title

2021年01月28日 22:55

確かにタイトル画面で『幸せなエピローグ』という項目にしているので、あくまでもおまけ、別項目という捉え方もできますね。

ラプラシアン作品は白昼夢が初だったのでメーカーの特徴を教えていただきありがとうございます!